
海外とのメールや会議で、「英語としては間違っていないのに、少し不自然」と感じられる表現は意外と多くあります。特に日本語の直訳やカタカナ英語は、ビジネスシーンで誤解を招くことも。
今回は、日本人が特に間違えやすいビジネス英語を「ありがちなNG例」と「自然な表現」に分けて紹介します。
1. “Please understand.”
NGの理由 日本語の「ご了承ください」を直訳してしまうケースです。英語では少し冷たく、命令的に聞こえることがあります。
自然な表現
- Thank you for your understanding.
- We appreciate your patience.
例文 The shipment will be delayed by two days. Thank you for your understanding.
2. “I’m sorry for my poor English.”
NGの理 謙遜のつもりでも、自信がない印象を与えてしまいます。
自然な表現
- Please let me know if anything is unclear.
- Thank you for your patience while I explain.
ポイント ビジネスでは「謝る」より「円滑なコミュニケーション」を重視する方が自然です
3. “I will contact to you.”
NGの理由 “contact” は動詞なので “to” は不要です。
正しい表現
- I will contact you.
- I’ll get back to you soon.
例文 I will contact you once the schedule is confirmed.
4. “Please check it.”
NGの理由 意味は通じますが、少しぶっきらぼうです。
自然な表現
- Could you please take a look?
- Please review the attached file.
ポイント 英語のビジネスメールでは、依頼を柔らかく表現するのが一般的です。
5. “I’m belonging to Sales Department.”
NGの理由 “belong” は進行形にしません。
正しい表現
- I belong to the Sales Department.
- I work in Sales.
例文 I work in the marketing division at ABC Company.
6. “Let’s discuss about it.”
NGの理由 “discuss” に “about” は不要です。
正しい表現
- Let’s discuss it.
- Let’s talk about it.
よくある混同
- discuss + 目的語
- talk about + 目的語
7. “I’ll send you the estimate.”
注意ポイント 日本語の「見積書」は “estimate” でも通じますが、ビジネスでは “quotation” や “quote” の方が自然な場合があります。
よく使う表現
- I’ll send you a quotation tomorrow.
- Could you provide us with a quote?
補足 業界によって使い分けがあります。
8. “Please teach me.”
NGの理由 英語では教師と生徒の関係のように聞こえることがあります。
自然な表現
- Could you explain it to me?
- Could you show me how it works?
例文 Could you explain the process in more detail?
9. “I’m busy.”
NGの理由 直接的すぎて、冷たい印象になることがあります。
柔らかい表現
- I’m tied up at the moment.
- My schedule is quite full this week.
ビジネスマナー 英語圏では「断り方の柔らかさ」が非常に重要です。
10. “Good job!” を上司に使う
NGの理由 “Good job!” はカジュアルで、場合によっては上から目線に聞こえます。
より自然な表現
- Great work on the presentation.
- I really appreciated your support.
ポイント 相手との関係性によってトーンを調整しましょう。
なぜ日本人はビジネス英語を間違えやすいのか?
主な理由は以下の3つです。
- 日本語を直訳してしまう
- カタカナ英語をそのまま使う
- 学校英語と実際のビジネス英語が違う
特にビジネス英語では、「正しい文法」よりも「自然で配慮のある表現」が重視されます
ビジネス英語を自然にするコツ
1. “Please” だけに頼らない
英語では以下のようなクッション表現がよく使われます。
- Could you…?
- Would you mind…?
- I was wondering if…
2. ネイティブのメール表現を真似する
実際の英語メールを見ることで、自然な言い回しが身につきます。
3. 「短く・明確に」を意識する
英語のビジネスコミュニケーションでは、簡潔さが好まれます。
まとめ
日本人が間違えやすいビジネス英語は、「文法ミス」よりも「不自然なニュアンス」に関係していることが多いです。今回紹介した10項目を意識するだけでも、メールや会議での印象はかなり変わります。
特に重要なのは、
- 直訳を避ける
- 柔らかい依頼表現を使う
- カタカナ英語を疑う
この3点です。
少しずつ自然な表現を増やしていけば、英語での仕事コミュニケーションは確実にスムーズになります。
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