「相手の顔が見えない」「ネイティブの英語が早すぎて聞き取れない」「沈黙が怖い」……。

英語のビジネス対応の中で、最もハードルが高く、恐怖心を感じやすいのが「電話対応」ではないでしょうか。

しかし、安心してください。ビジネスの電話で使われる表現は、実はメール以上にある程度のパターン(型)が決まっています。つまり、よく使う定番フレーズを型として頭に入れておくだけで、恐怖心の9割は消し去ることができます。

今回は、これさえ覚えておけば焦らない、電話対応がスムーズになる実践フレーズ集をシチュエーション別にご紹介します。

英語での電話対応が怖くなくなる実践フレーズ集

英語の電話対応を成功させる最大のコツは、「完璧に聞き取ろうとしないこと」、そして「わからないときは堂々と聞き返すこと」です。プロフェッショナルとして信頼される、丁寧で自然なフレーズを見ていきましょう。

1, 電話を受ける(基本の第一声)

会社に電話がかかってきたら、まずは明るく、丁寧に出迎えます。

Thank you for calling ABC Company. This is [あなたの名前] speaking. How can I help you?

(お電話ありがとうございます、ABC会社の〇〇です。どのようなご用件でしょうか?)

相手の名前や社名を聞き取りたいとき

May I have your name and company name, please?

(お名前と会社名を伺ってもよろしいでしょうか?)

2, 取り次ぐ・保留にする

担当者へ繋ぐ際、相手を待たせるときに使うフレーズです。

Certainly. Please hold for a moment. I will transfer you to [担当者の名前].

(かしこまりました。少々お待ちください。〇〇にお繋ぎいたします。)

Thank you for holding.

(お待たせいたしました。※保留から戻ったときの第一声)

担当者が不在・席を外しているとき

I’m afraid [担当者の名前] is not at their desk at the moment.

(あいにく〇〇は、ただいま席を外しております。)

I’m afraid he/she is in a meeting right now.

(あいにく、彼は/彼女はただいま会議中でございます。)

3, 折り返し・伝言を預かる

担当者が不在の際、こちらから次の提案をすることで、スムーズかつ親切な印象を与えられます。

Would you like to leave a message?

(伝言をお預かりいたしましょうか?)

I will have him/her call you back as soon as possible.

(戻り次第、すぐに折り返しお電話させます。)

Could I have your phone number, please?

(お電話番号を伺ってもよろしいでしょうか?

4, 【最重要】聞き取れない・トラブル時の神フレーズ

「聞き取れなかったらどうしよう」という恐怖をなくすための、お守りフレーズです。ビジネスの場において、聞き取れないまま分かったフリをするのが一番のNG。堂々と聞き返して大丈夫です。

相手の声が小さくて聞こえないとき

Could you speak up a little, please?

(もう少し大きめの声でお話しいただけますでしょうか?)

スピードが早すぎてついていけないとき

Could you speak a little slower, please?

(もう少しゆっくりお話しいただけますでしょうか?)

もう一度言ってほしいとき

Could you say that again, please?

(もう一度おっしゃっていただけますか?)

I’m sorry, I didn’t quite catch that.

(すみません、よく聞き取れませんでした。)

スペルを確認したいとき(名前やメールアドレスなど)

Could you spell that for me, please?

(スペルを教えていただけますでしょうか?)

5, 電話を切る

最後は感謝を伝えて、お互いに気持ちよく通話を終えます。

Thank you for calling. Have a great day.

(お電話ありがとうございました。良い一日をお過ごしください。)

Is there anything else I can help you with?

(ほかに何かお手伝いできることはございますか?)

💡 恐怖心をなくすための「カンペ」の作り方

これだけフレーズを覚えても、いざベルが鳴ると頭が真っ白になってしまうものです。

そこでおすすめなのが、上記のフレーズを大きめの文字で印刷(またはメモ)し、デスクの「必ず目に入る場所」に貼っておくことです。

電話対応が楽になるメモの配置例

左側:電話に出るときの第一声

中央:聞き返したいとき、スペルを聞くときのフレーズ(一番よく使う!)

右側:不在時の対応と、自分の電話番号の英語での言い方

「最悪、これを見ればいい」という安心感があるだけで、電話の呼び出し音に対する恐怖心は劇的に減っていきます。

まとめ

英語の電話対応は、流暢に話すことよりも「確実に対応すること」が何より大切です。

聞き返したり、ゆっくり話してもらうよう頼んだりすることは、ビジネスにおいて全く恥ずかしいことではありません。むしろ、お互いの誤解を防ぐためのプロフェッショナルな行動です。まずは短く簡単なフレーズから、ぜひ実際の現場で使ってみてくださいね!

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投稿者

ISE 伊勢

気ままに暮らすのが何よりの幸せと思っているわりには、結局、英語の仕事でバタバタしている散歩愛好家のISE(伊勢)と申します。