
こんにちは。英語に興味のある方であれば外資系企業でお仕事をしてみたいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで考えるのは、英語力はどのくらい必要なのかと思われると思います。
今日は、外資系企業での勤務経験約6年間を踏まえて、お役に立てる情報をお伝えしたいと思います。
このブログでは
・外資系企業の事務職に興味をお持ちの方
・どのくらいの英語力が必要かを知りたい方
・参考になる情報や書籍をお探しの方
このような方にお役に立てたら嬉しいです。
まず、外資系企業とは?
外資系企業は都内だけで2400社、日本全国では2800社あると言われています。
外資系企業は3つのケースに分けられます。
1,海外の企業が日本に支社を設立したケース
2,日本企業と海外の企業が共同出資したケース
3,海外の企業が日本企業を買収したケースです。
最も多いのは1の「海外の企業が日本に支社を設立」で、私の在籍した外資系企業も1のケースです。
外資系企業における英語を使った事務業務(アシスタント)とは?
ここでは1つ目は海外の企業が日本に支社を設立したケースで「英語を使った事務業務(補佐的)」について書いてみたいと思います。
日本企業と大きく違うのは、外資系企業の本社は海外にあり日本支社は本社にお伺いをする立場にあります。
そのため、全ての業務内容や部署内の従業員など細かい事も本社へ報告が行きます。管理職はもちろんのこと、
従業員のパフォーマンス評価もレポートになるので、それに応じた予算が組み込まれます。
本社から判断して予算に見合わない業務の生産性や、利益を生まない経費の使い方は容赦なく削減されます。
業績不振であればポジションや体制の変更や異動のスパンがとても速いのも特徴です。事務業務もその影響を大きく受けます。
話を戻しましょう。
外資系企業における英語を使った事務業務(アシスタント)では英語力はどのくらい必要か?
部署別に見てみましょう。
・経理部:予算や会計の書類は英語で書かれていることに加え、本社とのやり取りをメールで行うことも想定されます。
プレゼンやミーティングに参加して英語を話すことは無いでしょう。
・総務・人事:ほぼ日本語で遂行されます。
・営業やマーケティング:資料やメール(CCに入っている)は英語で書かれているものを目に通す事が多く、
また、チームメンバーに外国籍の人がいる場合は英語でコミュニケーションを取る必要が出てきます。
必要な英語力の目安をTOEICで表すと:500-650点くらいで十分ではないでしょうか。
求人情報には600以上と書かれていることが多いと思いますが、スコアの数字と実務で英語の対応が出来るのかというのは全くの別物です。
情報処理能力として500以上あれば業務に慣れるのも苦ではないという目安です。
外資系企業における英語を使った事務業務(アシスタント)で英語を多く使う職種は?
外国籍役員付秘書でしょう。日本人役員付秘書と業務内容的には同じです。
スケジュール調整や日々のやり取り等が全て英語に置き換わったということです。
ここでは確実な意思疎通が出来るくらいの英語力が必要です。
簡単な会話は別として秘書が会議などで日本人と外国籍の方の通訳をすることは兼務業ではない限り殆どありません。
資料作成やプレゼン、専門的な翻訳や会議通訳が出来るほどの英語力までは期待されていません。
必要な英語力の目安をTOEICで考えると780点以上くらいあれば宜しいかなと思います。英語を綺麗に話し書く能力よりも、
日本語・英語の反射神経が早くて意思疎通が確実に出来る経験値のほうが重要なお仕事です。
海外留学経験者や身近に英語を使う方がいらっしゃる環境で生活をしている方のほうが、
外国籍の方々と迅速な対応が出来、業務にも比較的早く馴染むと思います。
外資系において英語力は必要か?
業務的にも必ずしも必要な場があるとは限りません。ただ、英語を不自由なく使える日本人従業員は、
私が経験した限りでは、外資系企業では英語を使う人と全く使わない人と明確に分かれていました。
業務的にも必ずしも必要とは限りません。ただ、英語を不自由なく使える日本人従業員は、
外国籍幹部や管理職と接する機会がとても多くなるので、自分の能力をアピール出来る機会が多くあります。
社内の交流関係や信頼感を築きやすいことは確かです。
求人情報に記載される求められる英語力としてはTOEIC600以上でしょう。
英語力があれば外国籍の方々との意思疎通が明確に出来て、交流が出来る強みがあります。
また、自分の担当職務を外国籍従業員たちに知って貰うということは、
相手が自分のことを信頼してくれるきっかけつくりにもなります。
結論!外資系企業における英語を使った事務業務(アシスタント)で必要な英語力は?
TOEIC550以上あれば十分ですが、それ以上に情報処理能力や反射能力もあった方がよいでしょう。
外資系企業での英語力使用率と状況について分かったこととして、
・部署とポジションによって英語の使用率は大きく異なる
・英語を使用しなくても外資系企業で勤務が出来る人もいるが、ポジションを上げていくのであれば、 英語力が無いと、外国籍幹部たちとの意思疎通は難しい
・英語力があれば外国籍従業員たちとのコミュニケーションが円滑となり信頼感に繋がる
英語力があることに損は無いということです。
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最後まで読んで下さってありがとうございました。