英文メールのやり取りが苦痛だけど業務上避けられないとお困りの方にご紹介させて頂きます。
外資系企業で長年英語を使いながら仕事をしてきた私から、簡潔で伝わりやすいビジネス英単語を9個厳選しました。

今回ご紹介するのは、ほんの一部ですが、ぜひ使って見てくださいね。

このブログではお役に立てそうなのはこちらです!

・英語に関心はそんなに無いが振られた仕事上、多少の英語を知っておく必要がある

・楽しむ英語では無くて、仕事で必要という認識が高い

・コツコツ勉強して学ぶというよりは直ぐに使えるビジネス英語を知っておきたい

英文メールのやり取りはとにかく「相手に意味を理解して貰う」ことが重要です。
なるべく優しい単語を使う事が好まれます。読み手が理解できない文だと返信が来る確率も減ります。

報告書、議事録、企画書、メモなどでも利用できる便利な英単語はこちらです!

①「Disseminate(情報などを)広める」 の代わりに spreadを使う
②「appreciate」と「thank」を使い分ける
③「Instantaneously」の代わりに quicklyを使う
④「Optimum 最適の」の代わりに bestを使う
⑤「Per se それ自体は」の代わりに  by itself, as suchを使う
⑥「At this point in time 現在」の代わりに nowを使う
⑦「Pertaining to ~に関して」の代わりに about, regardingを使う
⑧「Acknowledge receipt of ~に拝受した」の代わりにreceivedを使う
⑨「available利用可能」と「possible 可能性がある」の使い方を分ける

 

それでは、一つずつ確認をしていきたいと思います。

①「Disseminate(情報などを)広める」 の代わりに spreadを使う
「散布する・普及する」という意味の中でも、決まった方向に話を広めるというときに使います。
類義語の中には、circulate, distribute, propagateなどがありますが、spreadが一番使いやすいのではないでしょうか。「広がる、伸ばす」という意味があり、業界によっても幅広く使われる便利な単語です。

②「appreciate」と「thank」を使い分ける
Appreciateは行為に対して感謝をお伝えるのに対して、thankは人に対して感謝をお伝えします。
ざっくりと、thankの後ろには「人」が続きますが、appreciateの後ろには「行為」が続きます。
もっと細かく説明することも出来ますが、ここではこの2つの使い分けをイメージ頂ければと思います。

③「Instantaneously」の代わりに quicklyを使う
Instantaneouslyは技術的な説明をするときに使われやすい単語なので、説明文を作成するときにはお勧めです。
もし行為や時間に対して「すぐに」「迅速に」と使うときはquicklyが良いです。

④「Optimum 最適の」の代わりに bestを使う
Optimumは環境的に最適な状態とか自分にとって最善のような使い方をすることもあり、幅広く使えるbestを使った方が無難です。

⑤「Per se それ自体は」の代わりに  by itself, as suchを使う
日本人が英文メール作成をするときPer seを使う方はあまりいないと思いますが、海外から来る英語の文面に使われていることがあります。全体的に否定したいことに対して使う単語のため、使い方次第では意味が通じなくなります。by itself, as suchを置き換えましょう。

⑥「At this point in time 現在」の代わりに nowを使う
「この場所でちょうどその時に」どうしたこうした、と伝えるには良いですが、ややこしくなるのでざっくりとnowを使ってお伝えすると良いでしょう。

⑦「Pertaining to ~に関して」の代わりに about, regardingを使う
英文の契約書を見るとPertaining toがけっこう使われているのを見かけた方もいらっしゃると思います。
契約関係において使うことが多い英語なので、英文メールのやり取りではシンプルで分かりやすくabout, regardingを使うことをお勧めします。

⑧「Acknowledge receipt of ~に拝受した」の代わりにreceivedを使う
Acknowledge receipt ofもreceivedも相手に「〇〇を受け取りました」と返信に使うものなので、意味はどちらも同じです。
学校で習った単語として記憶に残っているreceivedという単語を使うと良いですね。

⑨「available利用可能」と「possible 可能性がある」の使い方を分ける
どちらも何かに対して「可能」を表します。availableはモノや日程や場所に使うことで、それを利用することが可能ですという意味です。possible は人に対して使える事と「不可能ではないので可能性がある」と不可能になる可能性もあるけど、今のところ可能である、とういうニュアンスになります。

「伝わること」を重点に置くと自然に選別が出来るようになります。

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様々な単語を使い分けて行くと英文メールも苦にならなくなりますね。

それでは最後まで読んで下さってありがとうございました!

投稿者

ISE 伊勢

フリーランスの通訳・翻訳として活動している散歩愛好家。